News

毛髪の構造とトリートメントについて。

2014/Apr/04 at 19:37

スクリーンショット 2014-03-22 19.17.26

毛髪の成分は、 80〜90% ケラチンタンパク質からできています。
その他は、11~13%の水分、メラニン色素、脂質、微量元素から成り立っています。

毛髪の主成分ケラチンは、シスチンを含む約18種のアミノ酸から。
毛髪の外側から順に ①の毛小皮(キューティクル) ②の毛皮質(コルテックス) ③の毛髄質(メデュラ)の3層で構成されます。
毛小皮(キューティクル)は、硬質なケラチンでつくられており、髪の内部を守るはたらきをします。
毛小皮が傷つくと、毛髪のダメージにつながります。

 

①キューティクル(毛小皮)
表面の部分。4~8枚が重なり合ったウロコ状をしています。外的環境から保護したり、毛髪に光沢を与えます。
また、水や薬剤などの浸透に対する抵抗力があり、pHの傾きにより開いたり閉じたりします。

②コルテックス(毛皮質)
繊維状の皮質細胞(フィブリル)と間充物質(マトリックス)からできており、髪色を染めるメラニン色素も含ま
れ皮質細胞間同士は間充分質で埋められ、細胞同士を固定しています。皮質細胞は強度を与え、間充物質は弾性と
しなやかさ、水分保持を担っています。

③メデュラ(毛髄質)
中心の部分。太い髪ほど毛髄質のあるものが多く、細い髪になるほど少なくなり、まったく無いものもあります。

 

また、健康な髪はph4〜6(弱酸性)の状態がもっとも安定で丈夫な状態と言われています。
(酸性、アルカリ性の強さはpH、0〜14までの数字で表されます。
普通の水は中性で、pH=7となります。これを基準にして、pHが0~7を酸性、7~14をアルカリ性と呼びます。)

パーマやカラーをすると髪の毛のPHはアルカリ性に傾きます。
→→→ 熱や摩擦に対して抵抗力がなくなり、キューティクルは傷つき、コルテックスが溶け出しやすくなります。

ヘアカラーやパーマの施術後は、髪のpHを弱酸性に整えるようなヘアケアが重要となります。

◎痛みの原因
•度重なるパーマ、カラー
•日々のシャンプー(濡れた状態での摩擦)
•ドライヤー、ヘアアイロン(熱処理)
•紫外線

サロンでは、施術の際、出来るだけダメージがかからないよう心がけております。
PHの傾き、ダメージを最小限にするために
•微アルカリ剤の使用
•パーマ、カラー後の残留アルカリ除去
•炭酸泉の使用
など、近年、様々な工夫をしています。
ですが、健康な髪に手を加えるということは、多少のダメージにはどうしても繋がってしまいます。

そこで、足りなくなってしまったケラチン、タンパク質を補充出来るのがトリートメントです。
サロンで行うトリートメントは、3〜5工程に分け、足りなくなってしまった
『ケラチン、タンパク質、保湿成分のセラミド』 などを補充していきます。

髪の内部補充をすることにより、従来の髪に近づけます。
キューティクルも整い “ツヤやハリ” も戻ります。

トリートメントなんて、一時的なもの?? 意味あるのかしら??

と感じられてる方。
是非、一度ご相談くださいちびnico

 
 
 
 
pageTop